啐啄同時
Clinical mind meets
Research mind
- 啐啄同時(そったくどうじ)…
- 雛が卵の内から、親鳥が外から殻をつつくのが同時であることから、互いが協同して新しい何かが誕生する様子を表した禅語。


2026. 2.21 (SAT) ▶ 2.22 (SUN)
ハイブリッドポストコングレス配信
- 会場:
- 早稲田大学国際会議場
- 一般演題募集
- 2025年8月4日(月)~10月3日(金)
大会長挨拶

大会長濱口 杉大
福島県立医科大学
総合内科・総合診療学講座
謹啓
ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃より多方面に渡りお支え頂き誠にありがとうございます。
このたび、2026年2月21日(土)、22日(日)の2日間に、早稲田大学・国際会議場にて日本臨床疫学会 第8回年次学術大会を開催する運びとなりました。
本学会は、2016年に「クリニカル・マインドとリサーチ・マインドを持つ医療者による質の高い臨床疫学研究の振興と研究人材育成を通じて推進し、現在の医療が直面する諸課題の解決に貢献すること」をミッションとして発足しました。
2020年から始まった新型コロナウィルスのパンデミックの影響で、2020年の学術大会は延期、2021年第4回学術大会は完全オンライン開催しました。2022年第5回学術大会は2年ぶりにリアル開催とし、2023年第6回、2024年第7回学術大会はハイブリッド開催しました。今回もハイブリッド開催とし、ポストコングレス配信もいたします。
さて、本大会のテーマは「啐啄同時 ―Clinical mind meets research mind」といたしました。卒啄同時(そったくどうじ)とは、卵の殻を雛と親が同時に突つくことから派生した、内外の突つきで新たな道が生まれることを例えた言葉です。臨床に携わる医療者の主な役目は目の前の患者を健康にすることですが、目の前の患者以外の人々の健康も守る手段となるのが臨床研究です。よって医療者が日々の臨床に加えて臨床研究もおこなうことは、より広く、深いレベルで患者の健康に寄与することとなる可能性があります。しかし学部教育、研修教育では臨床研究について学ぶ機会が少ないため、研究に一度も触れないまま臨床一筋を続けている医療者はまだ多く存在します。臨床に専念することは非常に重要なことですが、少しでも研究の世界に触れてみた上で、臨床一筋、臨床と研究を両方、研究一筋、という将来の選択肢をもつのはいかがでしょうか。
第8回年次学術大会は、そのような日々の臨床に従事して患者の健康を守っているが、臨床研究に触れるチャンスがあまりなかった医療者や学生と、臨床研究の世界との接点、出会いの場として位置づけ、将来の臨床研究教育の拡大、臨床研究実践の普及、そしてクリニカル・マインドとリサーチ・マインドを持つ医療者を拡充する機会となることを目指します。なお、医療関連企業様も、医療に多大なご貢献をされており、当学会は医療者として位置づけております。
皆さまお誘い合わせのうえ、多くの方々のご参加を心よりお待ち申し上げております。
謹白
令和7年6月吉日
What’s New
-
お知らせ
2025.07.07
日本臨床疫学会 第8回年次学術大会のホームページを公開しました。