会員制度委員会からのメッセージ

会員制度委員会 担当理事
康永 秀生(東京大学)
会員制度委員会 担当理事
康永 秀生(東京大学)

 日本臨床疫学会の会員制度委員長を拝命しました、東京大学の康永秀生と申します。会員制度委員会は、本学会の会員制度の在り方を検討するとともに、他の制度とも連動して、本学会の発展と会員サービスの充実に資する有効な施策を考えてまいります。

 本学会は、医療従事者のみならず、臨床医学・医療にかかわる産・官・学の関係者すべてに門戸を開いています。特定の臨床分野に偏らず、すべての診療科が対象です。臨床に関わる疫学・統計・医療情報など様々な分野からの参加も歓迎します。

 本学会の会員は、医療者会員、一般会員、企業会員、賛助会員、特別会員、学生会員の6種に分かれます。会員規約はホームページから参照できます。医療従事者でなくても、一般会員・特別会員になれます。企業会員・賛助会員制度を通した企業の参加も可能です。
若手研究者・学生を特に歓迎します。当学会のミッションは「現在の医療が直面する諸課題の解決に貢献する」ことです。次世代を担う若手こそ、この困難なミッションをクリアできる潜在能力を秘めているでしょう。若手のための臨床疫学教育も本学会の使命です。

 会費集めを目的化した、むやみやたらな会員数拡大は、決して致しません。専門家制度とも連動し、会員による研究活動・学術活動の質を高めることを本来の目的とします。会員に対して、学術的・教育的に質の高いコンテンツの提供を実現します。

 質の高いコンテンツ提供のための具体的な施策として、(i)年次学術大会ならびに各種集会の充実、(ii)学会誌の発刊、の2つを掲げます。(i)について、2017年9月30日-10月1日の第1回年次学術大会(東京大学)を皮切りに、全国各地での本学会主催・共催の各種集会を支援し、他の学会には無い魅力的なコンテンツの充実を図ってまいります。年次学術大会においては、一般演題の査読を重視し、学術大会の学芸会化を防ぎます。(ii)についても、会員向けサービスの一環として、他の学会誌には見られない教育的コンテンツの提供を今後計画します。

  日本臨床疫学会は、臨床疫学にご関心のある会員の皆様が切磋琢磨しお互いを高めあう場であります。本学会が、日本発エビデンス発信のプラットフォームとして、確固たる地位を築き上げられるように、理事の一人として今後とも微力を尽くす所存です。