【LT中級4】デルファイ研究を正しく理解する
2.22(日)10:30~11:00
【企画趣旨】
「デルファイ研究」という言葉は耳にしたことがあっても、具体的な方法や進め方についてはあまりよく分からない、という方も多いのではないでしょうか。実際、公衆衛生系大学院においてもデルファイ研究を体系的に学ぶ機会は少なく、実践的に指導できる教員や研究者も限られているのが現状です。
本セミナーでは、そうした「名前は知っているけれど実際のやり方が分からない」という方を対象に、デルファイ研究の基礎から応用までをわかりやすく解説します。デルファイ研究とはどのような研究手法なのか、その成り立ちや研究デザインの種類、実施手順を順を追って説明します。
さらに、参加者の皆さんには、実際にウェブ上で仮想的なパネルメンバーとなり、模擬的な適切性評価調査に参加していただきます。その場で集計結果を確認しながら、「コンセンサスを得る」とは具体的にどういうことなのかを体験的に理解できる内容となっています。
デルファイ研究を「聞いたことがある」から「自分でも実践できそう」に変えるきっかけとして、ぜひご参加ください。
【演者】
宮下 淳
福島県立医科大学白河総合診療アカデミー 教授
白河厚生総合病院総合診療科 部長
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宮下 淳
- 略歴:
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- 2003年京都大学医学部卒、社会健康医学博士
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本専門医機構総合診療専門医
- 日本臨床疫学会上席専門家
洛和会音羽病院総合診療科、市立奈良病身総合診療科に在籍し、総合診療医として診断推論、高齢者医療を自身の臨床診療の柱として日々研鑽。2015年には白河厚生総合病院総合診療科/福島県立医科大学白河総合診療アカデミーの設立に関わり、以後現在まで白河厚生総合病院で総合診療医としての臨床と若手医師教育にたずさわりながら、アドバンス・ケア・プランニングに関する臨床研究を実施している。