【ランチタイムセミナー】ヘルスビッグデータと機械学習~電子カルテデータとレセプトデータ連結による可能性~

11.2/12:00〜13:00

【企画趣旨】

近年、国内においてもRWDの普及が進んだことにより、RWEの創出が顕著に高まりをみせている。また、RWDを解析する方法や技術においても機械学習などの手法を用いられることで探索的に新しい知見を得ることを目的とする研究の蓄積も進んでいる。本講演では、電子カルテデータと医科レセプトデータが一意で繋がる事で可能となる解析や次世代医療基盤法にもとづく電子カルテデータを用いた探索的な解析を試み、そこから得られた知見と限界について報告する。

【要旨】

近年、世界的にビッグデータやデータサイエンティストの必要性が高まっている。
わが国の医療ビッグデータ領域においてもRWDの普及が進んだことにより、RWEの創出が顕著に高まりをみせている。具体的には 医科レセプトデータ、DPCレセプトデータにくわえて、電子カルテデータへのアクセス、活用が進展している。また、RWD を解析する方法や技術においても機械学習などの手法を用いられることで探索的に新しい知見を得ることを目的とする研究の蓄積も進んでいる。本講演では、主にがん領域を対象に電子カルテデータと医科レセプトデータが一意で繋がる事で可能となる解析や次世代医療基盤法にもとづく電子カルテデータを用いた探索的な解析を試み、そこから得られた知見と限界について考察する。

【演者】

小久保 欣哉
二松學舍大学 教授
略歴:
博士(経営学)。筑波大学ビジネス科学研究科博士後期課程修了。
株式会社野村総合研究所コンサルティング事業本部のプリンシパルとしてヘルスケア領域の戦略構築、RWD・医療経済研究支援に従事。
現在、株式会社ヘルスケアコンサルティング代表取締役社長。TOPPANホールディングス、コーチ・エィ、メディリード、 TealBankなどの上場企業含む複数社および高知県庁の顧問を兼任。

【座長】

倉田 宝保
関西医科大学 教授
略歴:
  • 1990年
    広島大学医学部卒業
  • 1990年
    広島大学医学部附属病院 研修医
  • 1993年
    国立がんセンター中央病院 レジデント、チーフレジデント
  • 1997年
    広島大学医学部内科学第2講座 医員
  • 2001年
    近畿大学医学部第四内科学講座 助手、内科学教室腫瘍内科部門 講師
  • 2005年
    兵庫県立成人病センター腫瘍内科 医長
  • 2009年
    近畿大学医学部内科学教室腫瘍内科部門 准教授
  • 2013年
    関西医科大学内科学第一講座 診療教授
  • 2022年
    関西医科大学呼吸器内科学講座 主任教授
    関西医科大学附属病院がんセンター長