【LT中級3】この機会に難しいバイアスを理解しよう
11.2/9:00〜9:30
佐々木 彰
京都大学 特定講師
福島県立医科大学 特任准教授
【企画趣旨】
疫学研究におけるバイアスとは、研究結果を真実と異なる方向に歪めてしまう誤差のことを指します。よって古くから疫学研究においてバイアスへの理解と対処法を如何に適正化するかが重要なテーマであり続けてきました。一方、昨今の疫学や統計学の進歩と診療行為の複雑化などにより、研究者にはより深くバイアスを捉えることが求められているのではないでしょうか。本講義では、バイアスの基礎を復習した上で、特に重要と考えられるバイアスの概念(対処法にも簡単に触れる)を抜粋し解説・整理します。
【プロフィール】
飯塚病院で臨床研修後、聖マリアンナ医科大学腎臓内科で腎臓内科医として研鑽。2014年より福島県立医科大学臨床研究イノベーションセンターフェロー、京都大学大学院医療疫学分野(博士後期課程)。2017年より飯塚病院臨床研究支援室チーフアドバイザー(腎臓内科医長兼務)。2022年より現職。米国内科学会上級会員。クリニカルマインドを持った臨床研究の発信・教育を目標に活動している。