【LT初級3】実践!調査票を用いた臨床研究
11.2/9:40〜10:10
大前 憲史
福島県立医科大学 特任准教授
【企画趣旨】
調査票は、作ってしまえば短期間にたくさんの人を研究対象にすることができ、迅速性・適時性という点で研究ツールとして非常に大きなメリットがあります。また、患者や医療者の価値観や嗜好など、通常の検査では測定できない項目を測ることもできるので、既存データを補完する上でも大変魅力的です。私自身もこれまで調査票を用いた様々な研究を行なってきました。その中で、調査票ならではの課題や押さえなければならないお作法があり、きちんと認識しておかないと研究の質を著しく低下させることになってしまいます。本LTでは、今後、調査票研究をする際にお役立ていただけるよう、あるある事例なども交え、お話しさせていただきます。
【プロフィール】
臨床研修後10年間、癌手術を中心に泌尿器科医として研鑽。東京女子医科大学泌尿器科(助教)、京都大学大学院医療疫学分野(博士後期課程)、福島県立医科大学臨床研究イノベーションセンター(研究フェロー)を経て2020年より現職。社会健康医学博士、日本臨床疫学会上席専門家、日本泌尿器科学会専門医・指導医。